撮影が終わった後、写真をFTPサーバーへ送る作業がいつも手間だと感じていませんか?クライアントを開いて、接続して、ファイルをドラッグして——この手順、省けます。
テザー撮影中でも、Lightroomからのエクスポート直後でも、FTPushはエクスポートフォルダーを常時監視して、新しいファイルが届いた瞬間に自動でサーバーへ送信します。撮影に集中している間に、ファイルはすでにクライアントや編集者の手元に届いています。
なぜFSEventsが重要なのか
FTPushはmacOSのFSEventsという仕組みを使ってフォルダーを監視します。これは定期的にフォルダーを確認する「ポーリング」とは異なり、ファイルが保存された瞬間にOSから通知を受け取る方式です。検出の遅延はほぼゼロ——ファイルが届いたらすぐにアップロードが始まります。
テザー撮影のように次々と写真が生成される環境では、この即時性が特に重要です。
FTPushのセットアップ
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FTPushをインストールする
ダウンロードしてアプリケーションフォルダに入れます。起動するとメニューバーにアイコンが表示されます。 -
新しい接続を追加する
設定を開き、「接続を追加」をクリック。ホスト名、ポート、ユーザー名、パスワード、プロトコル(FTP/SFTP/FTPS)を入力します。 -
監視するローカルフォルダーを指定する
Lightroomのエクスポート先フォルダー、またはテザーソフトウェアの保存先フォルダーを選択します。 -
アップロード先のリモートフォルダーを指定する
サーバー上のどのフォルダーに送るかを設定します。 -
拡張子フィルターを設定する(任意)
.jpgや.tifだけを対象にしたい場合は、対象外の拡張子を除外設定します。RAWファイルは送らずJPEGだけ送る、といった設定が可能です。 -
アップロード後のアクションを設定する(任意)
送信済みのファイルをアーカイブフォルダーへ移動したり、ローカルから削除したりする動作を自動化できます。 -
接続を有効にする
トグルをオンにすると監視が開始されます。あとはいつも通り撮影・エクスポートするだけです。 -
完了——アップロードを確認する
新しいファイルがフォルダーに保存されると、FTPushが即座に検出してサーバーへ送信。macOS通知でアップロード完了が通知されます。
撮影現場での実際の使い方
テザー撮影
カメラをMacに接続してテザー撮影する場合、Capture OneやLightroomがシャッターを切るたびに自動でフォルダーに保存します。FTPushはそのフォルダーを監視しているので、1枚撮るたびに自動でサーバーへ送信されます。クライアントが別の場所からリアルタイムで確認できます。
Lightroomエクスポート
LightroomのエクスポートフォルダーをFTPushの監視対象に設定します。現像が終わってエクスポートを実行するたびに、FTPushが自動でファイルをピックアップしてサーバーへ送ります。エクスポートとFTP転送を別々に行う必要がなくなります。
スタジオからニュース編集室へ
報道写真家の場合、締め切りまでに素早くファイルを送ることが求められます。FTPushなら撮影しながらリアルタイムで編集室のサーバーへ送信できます。撮影が終わった後でまとめて転送する手間が省けます。
ファイル安定性チェッカー
大きなファイルは書き込みに時間がかかります。FTPushには「ファイル安定性チェッカー」という機能があり、ファイルのサイズが変化しなくなってから(デフォルト2秒)アップロードを開始します。書き込み途中のファイルを半端な状態で送ってしまうことを防ぎます。
Finderタグで進捗を一目確認
Finderのカラータグでファイルの状態が分かります——黄色は待機中、青はアップロード中、緑は完了、赤はエラー。アプリを開かなくてもFinderを見るだけで何が起きているか把握できます。